介護保険は本当に使えるの?

答えは、介護保険料を支払っている以上介護保険の申請は出来ます。
しかし、年々と認定が取りづらくなっているのが現状です、
申請をしても「身体的問題なのか?」「認知度の問題なのか?」「一人暮らしなのか?」など、さまざまなチェックがあります。

介護保険は2000年からスタートした制度です。
日本は少子高齢化であり、介護保険は公費(国が25% 都道府県12.5% 市町村12.5%)その他は(40歳〜64歳 27% 65歳以上23%)と、少子高齢化が進む日本で今後はさらに介護保険は逼迫することを考えると、申請しても思うように介護保険サービスを利用できる状態では無いことがお分かりだと思います。

この現実を理解したら、何をしておいた方が良いのか?
どんな生き方をしたら良いのか?

早い段階で何かしらの行動を取っておくことが、重要だと考えます。

 

「寝たきり大国の日本」の介護の現状!

日本の寝たきりの高齢者数は、イギリスの3倍・アメリカの5倍・スウェーデンの10倍と日本は「老人大国」の現状です。

理由その1「社会保険料の充実した日本」


諸外国では日本ほど社会保険制度が充実しておらず、医療費は自己負担となります。
例えば、盲腸で治療を受けた場合、治療費総額が日本では約60万円ほどですが高額療養費の控除で本人負担はかなり抑えられます。
しかし、アメリカやフランスは100万円を超えます。その為、病院での治療期間は短くし自宅療養が主流です。

理由その2「長期入院」


病気や骨折で病院に入院し治療をしますが「すぐに自宅で暮らすのは不安」となると、老人保健施設(介護が必要な高齢者の自立支援)での入院&リハビリテーションがあります。
医療方針として病院などでの治療期間は極力短くし、在宅での療養が「基本方針」ではありますが在宅や老人保健施設で、どのような生活をしたら「改善できるのか」「復帰できるのか」みなさんご存じですか?

日本は諸外国と違い患者にとって「改善や復帰」という概念より、必要以上に手厚くできる社会が「寝たきり大国」になっているのも事実だと考えます。

最後に、病気や怪我の治療で長期間安静状態が続くと、身体能力大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす「廃用症候群」が引き起こされます。

廃用症候群の進行は高齢者ほど速く、1週間寝たきりの状態が続くと10%〜15%程度の筋力低下が見られると言われています。

理由は他にもありますが、高齢者は自分が希望して「寝たきり」になっているのでしょうか?
では、寝たきりにした方が何処かが有利になるのでしょうか?

また、介護施設では歩き回って転倒して怪我をさせ家族に謝るよりも、寝たきりの方が介護しやすいからでしょう?


みなさんはどのような最後を迎えたいですか?

みなさんのお父さん・お母さんをどこで看取ってあげたいですか?

さあ一緒に考え行動して参りましょう!

 

介護職員不足が深刻!

自宅(在宅)で暮らすにせよ・施設の入居にせよ介護職員不足は深刻です。

自宅で暮らすなら「デイサービス・デイケアサービス」に週に数回通うこともあります。
また、ヘルパーさんが来て家の掃除や入浴介助をしてくれる場合もあります。
さらに、お風呂に自力で入れなくなれば、部屋の中に浴槽をセットして入浴させてくれるサービスもあります。
ここには、介護職員が必要です。

介護施設に入居する場合、特別養護老人ホームや有料老人ホームやグループホームなど、さまざまな入居施設がありますが、当然、ここにも介護職員が必要です。

しかし、日本の現状を2022年7月9日、厚生労働省が2023年〜2040年の需要から介護職員の不足数を推計した数字が発表されました。
2019年度時点で介護職員として働いていた人数(約211万人)を基準として、2023年度には22万人が不足し、さらに、2025年度には32万人・2040年度には69万人の不足を推定しています。
なぜ、介護職員が不足するのか下記の図を示しますので、みなさんも考えてみてください。

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