あなたは最後(死)をどこで迎えたいですか?

この質問には「まだ、そんなこと考えてない!」「縁起でもない」とおっしゃる方もいますが、人間は誰でも必ず「死」を迎えます。
また、介護はある日当然やってくる場合が多くあります。
あなたが、もし「自宅で最後を迎えたい」と願うなら今から準備をしてください。

それは
・お金の準備
・身体の準備
・介護保険を使用する為の知識 

お金の準備では「自宅で暮らす」場合と「施設の入居」では大きく変わります。
「自宅で暮らす場合」デイサービスやデイケアサービス(医師の指示のもとリハビリが受けられますが、誰でもが通えるわけではありません)に通うことができます。
その他、ヘルパーさんによる家事サポートや身体介護サービスがありますが、介護保険サービスはそれぞれの家族構成や認定度(要支援・要介護)により負担割合やサービスが異なります。
さらに、自費ではなく公費が入っていますのでさまざまな条件があります。
(介護保険法第四条には「国民の努力及び義務」など)

入居施設では特別養護老人ホーム・サービス付き高齢者住宅・介護付き有料老人ホームなど、たくさんの施設があり、サービス内容も費用も大きな差があります。

身体の準備では次に詳しく「歩ける身体づくり」で説明いたしますが、一番申し上げたいのは「自宅で暮らすにせよ・施設で暮らすにせよ、最後までトイレは自分でできる身体をつくってください」と強く申し上げたいです。
介護される本人も介護する側も一番大変なのは「トイレ」です。
ベッドの横のポータブルトイレが、自分で出来るだけで生活は大きく変わり、介護負担は軽減します。
その為には、自分でできる運動を習慣化してください。

人間の身体は高齢(90歳以上)になっても、運動の刺激で改善出来ます。
さらに専門家が付かなくてもやり方を知り、実践すれば身体は改善できるのです。

介護保険を使用するには各行政に申請をして、ケアマネージャーにサービスのプランを計画してもらいます。(自分でも計画は立てられますが、専門知識と手間が必要です)
ここで重要になるのは、日本の介護サービスは「改善を目的にしたサービスが少ない」ということです。

そもそも、家族を含めあなたは「高齢者は改善などできない」と思っていませんか!?
「高齢になったら出来ないことが増えるのは当たり前、やってあげるのが介護でしょう」
そうであるなら、家族が仕事を辞めてでも親の介護をしなくてはいけないのでしょうか?
家族に迷惑をかけたくないから、入りたくもない入居施設で一生を終えて行くのでしょうか?

本題に戻りますが、高齢になり介護サービスが必要になったらケアプランが重要です。

その前に、あなたはどこで暮らし続けたいのか? 
少しでも日常生活を改善し家族に迷惑をかけたくないのか?
それとも、「子どもだから親の面倒を見るのが当たり前」と考えているのか?

どうなりたいか明確にして、自分の本音をケアマネに伝えてください。
介護保険の基本は「自立と尊厳」ですから。

具体的に改善したいのか、それなら「どこのデイサービスに週に何回行けば改善できるのか?」「どんなサービスを受けたら改善するのか?」「家族はどんなことに気をつけたらいいのか」
そこまで、具体的になっているケアプランを計画し実践できるサービスを見つけてもらってください。

残念ですが、ここまで考えたケアプランと実践できるサービスがあったら、今の日本の高齢化問題がこんなに深刻にはなっていないはずです!
もっと言うなら、ケアマネージャーやデイサービスを変更できることはご存じですか?
良いケアマネージャーを選ぶには、あなたと家族に「知識と情報」がないと「良いか・悪いか」を選ぶことすらできません。

必ず人は老いていきます。
その時「家族に迷惑をかけて惨めな想いで暮らさないで頂きたい」と強く願います。
家族も含め今から知識や情報を集めておいてください。

 

 

「歩ける身体づくり」とは
今度、親孝行するのは私の番!

私、高木理恵の母は膝痛があり特に右膝は曲がらない状態で82歳を迎えました。
母は祖母が94歳の時に自宅で転倒し、腰椎圧迫骨折となり寝たきり状態となりましたが私が考案した運動を、毎日指導した結果4ヶ月でベッドサイドのポータブルトイレが、できるまでに回復した時の指導者でもあります。

 

祖母が97歳で亡くなった2018年から、今度は「自分の人生を楽しむ」ために楽しんでいましたが「膝が痛く右膝が曲がらない・自転車がこげない」など段々と日常生活に支障が出始めました。

また、母の様子を見ていると、今までは老人会で参加していた行事も「膝が痛いから参加できない」「ウォーキングも膝が痛いので歩けない」と言うことが多くなり、これは大変だ!と思っていた時、偶然YouTube動画に「巽先生の講演会の動画」が流れてきました。

その動画を見た時は「目から鱗」。

すぐに母に伝え母も動画を見て・本を買ってよく読んでいました。
私は「どうする東京から愛知まで距離はあるけど、手術しないで治すなら巽先生に診てもらう?」と尋ねたところ、「行ってみたい」と言う返事でしたので、すぐに病院に予約の電話を入れましたが、3ヶ月後の診察でしたが予約し、母と一緒に巽先生の診察と講義を受けてきました。

こちらの本で紹介している運動は以前から私が指導している内容です。
重要なことは「習慣化できるか・できないか」です。

自宅で家族に迷惑をかけないで暮らすには「自分で歩ける足腰をつくること」「トイレは最後まで自分で行くこと」それは「死ぬまで歩ける足腰をつくる」ことです。

 

愛知県一宮西病院 人工関節センター長
行列ができるスーパードクター「保存療法」の第1人者
手術をせずに治した実績を多数持つ医師
巽 一郎 先生(著)

「痛みがある」のは高齢者にとって苦痛であり、さらに日常の生活動作が低下します。
外出や買い物、旅行や食事などの楽しみを味わうことが出来なくなります。
そこで、膝痛改善コースでの指導では下記の本を参照に、運動指導を実践して参ります。

膝痛で諦めているなら、ぜひ自分で改善できる「巽先生が進める運動・歩き方」の習慣化をサポートしている、当社の運動プログラムに参加してください。

 

高齢にならないとわからない「痛みの深刻さ」

50歳代や60歳代では、歩くことに不安を感じる人は少ないでしょう。
しかし「膝が痛い・腰が痛い」が原因で、歩くことが減ってきている高齢者の方が多いのも事実です。
歩くことが減少すれば、運動量も減り筋力低下が起こります。
それにより、転倒をしやすくなる、さらには「認知症」を招きやすい環境にもなります。

また、仕事を退職され社会参加をしたくても、友人と旅行に行きたくても「歩くことが出来ない」と参加することさえ出来ません。

さらに、長期間「膝が痛い・腰痛が改善しない」その本当に理由をご存じですか?

また、自分で出来る運動(筋力トレーニング・ストレッチ)で改善できることをご存じですか?
なぜなら、身体を動かしているのは「筋肉」だからです。筋肉は刺激で向上も低下もしていきます。
もっとすごいことは、「筋肉」は年齢に関係なく適切な運動(刺激)で改善します。
これを理学療法士や作業療法士が行うのがリハビリテーションであり、病院や診療所・介護老人保健施設・訪問リハビリテーションで、医師の指示のもと行う医療行為がリハビリテーションです。

しかし、介護保険を使用する原因の第3位である、フレイル(虚弱)は病気なのでしょうか?

誰でもがリハビリテーションを受けられない現実で、自分で運動(刺激)し筋力を低下させないことはトイレ動作やお風呂動作そして食事動作が安心して出来る為には重要な事です。
これらの日常生活の動作が出来ていれば、家族に迷惑をかけずに自宅で暮らし続けることは可能です。

 

家族に迷惑をかけない「生き方」とは

家族に迷惑をかけない為には
①認知症にならないように予防する
②いつまでも歩ける身体をつくる
③自分の事は出来るだけ自分でする

上記に必要ことは「運動を習慣化し身体を整え、社会参加を積極的にしてください」

さらに、自分で努力していることを家族に知らせておく事が重要です。

何故、家族にわざとらしく「努力してるのよ!」なんて言わなくてはいけないの?

高齢になり「家族に迷惑をかけない様に運動をする」「社会貢献をしている」姿を子どもや孫が知っているのと知らないのでは違いが出てくると思うからです。

子どもや孫はあなたが突然介護が必要になった時「介護なんて出来ないよ」「仕事は辞められない」「だから危ないと言ったでしょう」と思うはず!

ですが「あなたがいつも頑張って運動を続けている姿を見ていたら」どう感じるでしょうか?
あなたが「私はまた、運動で改善しますから少しだけ手伝って」言ったら、家族は「嫌だ」と思うでしょうか?

「今まで頑張っていたから協力するよ、頑張ろうね」「大丈夫!お母さん・お父さんなら出来る」と思うはずです。

あなたが今から「どう生きていくか=生き方」で、家族に迷惑をかけずに自宅で暮らし続けることは出来ます。覚悟を決めてください。

 
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